遅い夏休みが終わり、職場の同期と夏休みの話題をしていたところ。
私は私で「大阪なんてもはや『帰る場所』じゃねえ!」と言っていた。
実際、信州に移ったことで大幅に調子がよくなったのだが、一方で同期のヤツ(以降、彼)はというと…
「夏休み終わって東京に出たくなった」とのこと。
ざっくりだが、自分なりに理由を考えてみた。
(以下本文)
まず、「やりたいこと」のベクトルが違いすぎる。
私にとっては、大都会の人混みが辛い環境であり、それと同時に大都会でやりたいことがないというのもある。
大阪生まれというだけで大都会にこだわる必要もなく、行きたいところが必然的に地方だったという話に過ぎない。
さらに言えば、自分の好きなエリアと就活のスケジュールが原因で信州に移ったに過ぎない、というのもある。
当然、ライブやスポーツには(経済効果以外の)興味がそれほどなく、流行り物にも疎い。
何なら流行り物が苦手過ぎてついていけないので、大都会にいても居場所がないのである。
一方、彼のやりたいことは真逆である。
スポーツ観戦を中心に大都会でみられるコンテンツが趣味であり、人混みにも耐性が高い。
流行り物も好きという話であるなら、なぜ信州で就職したのかと突っ込まれても仕方ないレベルである。
振り返ってみれば、私は大都会大阪を離れることによって、都会ぐらしのステータス以外は多くを手に入れた。
そして、自分の人生でも、最初からこっちで暮らすことができれば…という話にすらなった。
だが、それは私にとって「流行り物」や「都会ぐらし」の優先順位が極めて低いからに過ぎない。
私が大都会の人混みを苦手なように、彼は地方での「やることの少なさ」が苦手だ。
結局、自分の価値観をしっかり固めておかないと『どっちに住むべきか』という話には結論が出ない。
それだけに、意見も価値感も異なる者同士で話すことで見えてくるものがある。
私には「実家暮らしで得られる金銭コストダウン」をかなぐり捨ててでも「大都会からの脱出」が優先された訳だ。
この暮らしに満足している以上、無理に信州から出ようとは思わない。
都会か田舎か、それを考える前にやること。
改めて、それが明らかになった一日だった。
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