20251111

25-A03 データ不足を棚上げするでない/A

※この記事はAIによる音声入力を使用しています。

私が大阪にいた頃、地下鉄に乗る機会が多くあった。

また、当時はまだSNSを見る機会も多く、頻繁に(主に東京方面の)広告を目にしていた。

中の人なりに思うことがあったので少々考えていこうかと思う。

(以下本文)

問題となった広告はこちらのHPを見て頂きたい。

識学トレインアカデミーHPより)

ビジネスにおいて優秀な人はどちらか、というこの問い。

しかし、とんでもない大問題をこの問題自体に抱えている。

というより問題文はたったこの3行だけである。

お察しの方はすでにいるかもしれないが…
この「5回勝負して4回勝つ人」と「100回勝負して60回勝つ人」どちらにも、

前提条件が何一つ存在していない。

これが何を意味するかわかるだろうか。

早い話が「前提条件を書き加えるだけで何とでも答えが出てしまう」ということだ。

例えば…

    「5回勝負して4回勝つ人」この5戦4勝の中に1回の決断で会社の経営が傾く程度の重大な決断がほとんどだとしたら。

    「100回勝負して60回勝つ人」その100戦はいずれも大した重みのないビジネスだとしたら。

            これは答えはどうなるだろうか。

あるいはこうともできる。

    「ニッチな分野しかないので5回しか勝負できない人」と

    「乱戦のため100回も勝負しなければいけない人」とだ。

このように、ただ単に割合だけを見て考えると、あるいは回数だけを見て考えると、とんでもない思い違いを生んでしまう。

(例に漏れず識学トレインアカデミーHPより)

「策士策に溺れる」とはよく言うが、この場合ただ単に「スカラーで物事を判断しようとする」ことが全ての間違いである。

ビジネスにおける数字というものは必ず「1次元の実数値で表される」とは限らない。

それを無理に次元圧縮したところで方向性を間違えるだけである。

この問に対して、やれることはただ一つ。

問題に関しては「前提条件が揃っていないので比較する意味がない」と答えて撥ね飛ばすのが一番かつ唯一の選択肢だろう。

世の中の考えごとはそこまで甘くない。

(捨)

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