20250922

25-024 昨年の上越旅行(3)

昨年糸魚川に行った件のダイジェスト、第3弾。

もうすぐ訪問から1年が経つが…

(第1回:訪問報告)
(第2回:糸魚川の石ころ探し)
(第3回:糸魚川の町歩き)←今回はこれ

[2024/10/21-22:訪問]

※前回の紹介内容と重複があります

(以下本文)

今回は糸魚川を4エリアに分けて紹介。

糸魚川旧市街

まずは新幹線の長野方面行きホームから。

駅前のビジネスホテルが目立つ。他の建物を見ても4階建て以上となると激減する。

そして「日本海に一番近い新幹線駅」を名乗るだけあり、すぐ後ろには美しいマリンブルーとスカイブルー。

この日は北陸地方にしては珍しい、澄み渡る青空が広がっていた。

これはこれで色々欲張りセットの好きな光景だが、できれば曇り空(※)の街並みも見たかった…
(※):北陸民は雨や雪が降ってなければ「晴れ」判定しがちなので。目には優しいが精神には厳しい。

「日本海展望台」から糸魚川駅を振り返る。

新幹線駅が存在感を放つ中、背後には険しい山々が迫る。

これが糸魚川の風景、東西を分かつ絶壁と共に歩み、栄えた町なのかと…感心せずにはいられない。

雪国の名物、雁木通り。

縦型の自動車信号といい、消雪パイプの散水孔といい、錆色に染まった道路といい、ここが雪国であることを感じさせる。

しかし…通行人が少ない。本当にここが3万人以上の人口を抱える自治体なのか不安になる。

夕暮れ時、(越後)押上から歩いて糸魚川駅に向かう途中。

流石に地元の高校生や仕事終わりの買い物客が増える頃に撮った風景。

新幹線駅から歩ける範囲でこんな広々とした田園風景が広がるあたり、糸魚川に「なにもない」と思う人がいるのも無理はナ…(文字はここで途切れている)
※補足:都市的なオブジェクトや流行性の高いエンタメ・サブカルはせいぜいカードショップがある程度。

こちらは越後押上へ向かう途中の通り。

3方向を険しい山、残りを日本海の荒海に囲まれていることで東に向かっているのにこの光景である。

雪国ということもあり、景色において四季の変化はかなり激しそうに思える。

さてこちらは糸魚川駅のアルプス口から見た風景。

日本海口方面から見たとき以上に高い建物が少ない…

そのせいか、市役所が余計に大きく見える。

糸魚川に「中央区」はなかったと思うんだが…
(※特別区・行政区・地域自治区)

と思ったら、糸魚川駅のすぐ南側の地名のことらしい。

糸魚川駅の北側が商売の町だとすれば、南側は行政の町なのだろうか。

そう考えたが、糸魚川市役所は更に南。

駅が町の中心になるよう「中央」と名付けたのだろうか…?

調べてみたが、「糸魚川」の名前の由来しか出てこない。

親不知駅周辺

海岸沿いにかつての宿場町が続く親不知の集落。

米原から直江津までを結ぶ北陸道屈指の難所、親不知・子不知。

その断崖絶壁が迫る、わずかな平地にこの集落はある。

新幹線はトンネルで、国道は海沿いを高架橋とシェードで、トキ鉄(旧・北陸本線)もトンネルとシェードを駆使して乗り越えている。
高速道路に至っては海上にはみ出し、インターチェンジすら海上に造る有り様。

ただでさえ荒れやすい日本海、断崖絶壁では親子の絆すら物理的に潰えるほどに険しかったことは、想像に難くない。

青海駅周辺

かつて貨物列車が発着していた、広大な駅構内。

今はオフレール化されて使われていない上、ホームも1面しか使われていない。

それでも、合併前の旧・青海町の中心地というだけあってそれなりに栄えているように見える。

だが、町にも、駅にも、人の姿はほとんどない。

海岸沿いで石探しをしている観光客が数名いただけだ。

筒石集落

標高およそ60mの駅舎から急坂を降りること10分。

旧・北陸本線の旧線沿いに設けられた自転車・歩行者道、その下に筒石の集落が広がる。
※久比岐(くびき)自転車歩行者道

やはり急な階段を降り、筒石の集落に入ると…

大都会のビル群とはまた違う圧迫感、あるいは迫力のある町並みに迷い込む。

この集落では貴重な個人商店、他にコンビニやスーパーもない。

店内はいかにも昔ながらの個人商店、品揃えも古くから置かれている商品が並ぶ。

色々と店主から話を聞いたが、このあたりの住人は買い物に名立(なだち)や能生(のう)の道の駅に行くそうだ。

仮にこの店が潰れたらどうなってしまうのだろうか…

そんなことを考えながら、筒石を出た。


糸魚川各地の町を振り返って

平成の大合併でできた糸魚川市は各地域ごとに拠点があり、拠点ごとに特色のある町ができていた。

しかし、時期かもしれないし、時間帯かもしれないが…町は立派にできているのに、人が少なすぎる。

仮にも「市」を名乗る地方自治体が、ここまで追い込まれていると考えると複雑なのだが…

新幹線ができて東京や金沢といった主要都市に行きやすくはなったが、それだけでは雇用は入ってこない、すなわち定住者が来る理由がない。

自分でも書いてて辛くなるわこれ…

そもそも糸魚川のヒスイ観光も歴としてはかなり浅いし、新幹線を造っても肝心のターゲット層が活かしきれてないんじゃ、ねぇ…

あとは観光でも話題にならない。そりゃ新幹線の恩恵n…

(文章はここで途切れている。)


個人的には結構好きな場所ではある。

静かで落ち着く、山と海を欲張りに両取りできるのは珍しい。

だけど、だからこそのもったいなさを感じる。

これ以上は書かないし、書けないし、書いても意味がない。

中の人も、将軍様ほどの権力を持ち得ないことを認識しているので。


今回で上越旅行の振り返りは終了。

事情はいくつかあるが、

  1. 流石に単独スポット訪問レポでもない総集編で1年前のデータを挙げるのは不味い
  2. HP作成が相当立て込んでいて、分量的にブログで消化できる量を超えた
  3. またこいつ新潟行こうとしてるよ←
  4. 消化できてないネタ溜めすぎ

…というのがあり。

中の人は生きているので(遅いですが)更新は頑張ります。

では。

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