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20250605

25-015 田舎の石屋と「ツインファントム」

5月5日、こどもの日。

その日、私は松本市の四賀地区(旧・東筑摩郡四賀村、以降単に「四賀」と表記)を訪れていた。

その日の本当の目的は、また別にあった。
(詳細は別記事で)

土休日に限れば1日3度のバスで、松本の旧市街を出る。

バスに揺られて40分、そこは絵に描いたような田舎である。

今回はカットするものの、本来の目的を済ませた後。

「次のバスが最終なのに今から4時間も待つのかよ」
…ということで、四賀の集落を散策することにした。

四賀の中心部にある松本市の四賀支所が見えた辺りで、ふと気づく。

「この辺りに天然石を売ってる店があるとな?_」

そんな訳で、例に漏れずふらっと立ち寄ってみた。

天然石のオルマン」という、小さな店。



GW期間中とは言え、自分以外に客がいない店内。

そんな中で、ふと目についた、ジラソル水晶とアメシストの原石。

元々「お気に入りの原石」を集めるのが趣味だったこともあり、迷わず購入した。

店を出た、その時だった。


………{幻に捕らわれた 紫水晶(アメジスト)}
………{響く雷鳴は 守りたい絆}
………{追憶に突き刺す剣 証の色}
………{深い闇を照らして 永遠に}

(Violet Phantom//Innocent Elegy (ave;new feat. テスラ&ナイン)より。)
(括弧・フリガナ・装飾は中の人による。)


少なくとも、私の記憶がある限りの2年では一度も見たことも、聞いたこともないものだった。
様々なサイトの履歴やストレージを全部引きずり出したが、何一つ見つかることはなかった。

しかし、昨日どころか3分前のこと以上に、明確かつ鮮明に覚えているものだった。

原因は何なのか。

déjà-vuではないらしい。

だとすると、エピソード記憶が全て破壊される前の知識、ということなのか。

心地良いのだが、何か不自然でもある。

ただただ謎が深まるばかり。
そんな四賀からの帰り道だった。

ただ、少なくとも言えることがいくつかある。

まず「四賀のような田舎へ『気軽に』アクセスできる松本は、やはり自分にとって住心地が良い」ということ。
そして、「知識だけなら断片的にリカバリーできる部分がある」ということ。

そんなことを考えながら、今日もアメシストを見つめるのであった。



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