PCIe x1スロットを1つ余らせていたメインマシン「七華」。
今回、偶然にもスマホと同じタイミングでSSD増設に必要なパーツを買えたので軽くレビューしていく。
尤も、今回使ったアイテムは中国AliExpress以外の入手経路がなかったので、万人にはオススメできないのだが…
届いたのは雑に扱われたであろう謎の袋。
袋を開け、箱を開け、もう一度袋を開けると出てきたのはこのボード。
PCIe x1スロットをNVMe(M key)2スロットに変換できる拡張カードだ。
余らせていたSN550(250GB)を取り付ける。そしてPC内部に組み込む。
そして出来上がったのがこの状況。
RTX 4070Ti(2スロット)、NVMe変換、USB増設、RTX 3070(2スロット)ですべて埋まった。
RTX 3070の下にはPCIe x1が1本あるのだが、それをリカバリーしようにもUSB 2.0増設ケーブルの拡張スロットがある。
どうにもならずリカバリーは断念した。
付け加えるとNVMe A+E keyの拡張カードも搭載しており、SATA端子と今回増設したNVMe M keyだけが空いた状況である。
恐る恐る、起動。BIOSを覗くと…
なんとBIOSから認識されている。ただ単にポン付けしただけなのだが。
これなら確かにNVMeスロットが少なくても何とかなる。
そう思って、実装したSSDのプロパティを見ると…
あろうことか、PCIe Gen2 x1接続なのである。
その実効値は片方向4.0Gbpsと、SATA 3接続(6.0Gbps)よりも遅い。
実際には、コントローラーやそもそものNANDがある程度高速なのでそこまで問題にはならないのだが。
スピードテストをしてみる。毎度おなじみの「CrystalDiskMark」だ。
…想像通り。そんなに速くはない遅い。
(X570経由、RTX 3070と帯域幅を取り合うとは言え)PCIe 3.0x4接続の方がこれ。
本気を出せば、エントリー級PCIe 3.0でもここまでは容易い。
そして、SATA接続のSSDがこちら。
あろうことか、PCIe接続のSSDがSATA接続に負けてしまっている。
無理もない。Gen2 x1では今のデータドライブに対して帯域不足にも程がある。
そのくせ容量単価もHDDに比べ高いのだから、「普通なら」無理に導入することもないだろう。
参考までに、システムドライブに使用しているPCIe Gen4 x4接続のSSDがこちら。
流石にGen4 x4は速いし、この速さのドライブを多数接続できるようにしたX570は素晴らしいプラットフォームだと思う。
今ではGen5 x4のSSDもいくらか出ているし、Gen4が時代遅れになりつつあるが。
X570-5950Xがあまりにも素晴らしいものだから乗り換えができずにいる。
そして、結果を見て、このカードを続投させる方針に決めた。
理由はいくつかあるが…
- ダウンロード専用のキャッシュドライブが欲しかった。
ダウンロード用の場合、どう考えてもネットワークの1Gbpsがボトルネックになる。
そのため、4.0Gbpsでも「十分に速い」ドライブとして扱える。 - データプールさえできれば、メインで使うSSD(特にシステム)の消費を減らせる。SATA SSDを使っても良いが、手軽にメンテできる点で扱いやすい。
- 余ったPCIe SSDを使いたい
こんなところ。
使い勝手は今後、時間を重ねて検証する予定だ。
(たった1台で室温を5℃も上げるPCなんて夏場には使いたくないのだが…)
(しかもエアコンの無い部屋にPC趣味部屋を置くことになったし…)
(間)
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